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オリオン精密空調

ヒートポンプバランス制御により、従来ヒータ式PID制御に比べ最大80%の省エネを実現!!

1.ヒートポンプバランス制御とは

ヒートポンプバランス制御とは、1台のエアコンで冷房と暖房を同時に運転しているようなもので、そのバランスの高度なコントロールにより空調しています。つまり通常のエアコンのように室内から室外へ、あるいは室外から室内への一方的な熱移動ではなく、常に無駄のない熱移動を可能とした新しい制御方式であり、高度な制御技術により省エネと高精度運転を両立した最新のテクノロジーです。

(参考)
エアコンの運転の仕組み
エアコンでは暖房運転と冷房運転は個別の運転となり、暖房時は室外から室内へ、冷房時は室内から室外への一方向の熱移動となります。

2.完全ヒーターレス化を実現

PAPシリーズでは加湿方式にまで省エネにこだわり、完全ヒータレスを実現しました。水噴霧加湿方式では蒸気加湿方式のようにヒータを使用していませんので、無駄な電力を消費しません。むしろ空気中に噴霧された水分が水蒸気に状態変化する時の潜熱で、空気中の熱量が奪われ冷却効果があり、ヒートポンプバランス制御による加熱能力を最大限に生かせます。

また独自の湿度制御方法を確立し加湿給水量をPID制御することにより、±1%という高精度湿度制御も可能となり、温度精度 ±0.1℃とあわせて、非常に高い品質に空調されたエアーをご提供します。



3.省エネ効果

ヒータPID制御では、温度精度を上げる為、冷却能力の1.3〜1.6倍ヒータが必要でしたが完全ヒータレスとすることにより最大80%の省エネを実現しました。

4.局所空調による省エネ

半導体、液晶・太陽電池パネルなどの生産工場に設備される装置・生産工程・検査工程・空間には、高精密で安定性の高い空調が求められます。この要求に対し全体空調で対応すると莫大な経費と維持費が必要となります。オリオンは、局所的に高品質な空間を造り出し、限られたエネルギーを最小限に活用する高精密空調システムをご提案します。

メンテナンス管理、保守管理の経費労力削減が可能
全体空調では、全体の維持管理に経費がかかり、また、不具合が生じた時は工場全体にダメージを負います。局所空調では、個々に空調機のメンテナンス管理することで工場全体へのダメージを軽減できます。また、修理やHEPAフィルタなどの交換が短時間で可能です。

高精度で安定した精密空調の実現が容易
全体空調を高精度、クリーンで高品質にするためには大きな空調設備が必要になります。局所空調にすることで、容易に高精度で高品質の温湿度空気をご提供します。

装置・工程・空間に合わせた適切な精密空調システムの実現
市場要求の多様化、激しい変化は、迅速に適切な環境を造る必要があります。局所空調にすることで温・湿度精度アップ、クリーン度アップなど生産現場の要求にフレキシブルでかつ迅速に対応できます。

設備費用の大幅削減が可能
温・湿度精度の高い、クリーンな空調を求められる空間だけに設備することで、全体空調にかかる過剰な高精度空調のムダを省くことが可能となり設備費用の大幅な削減が可能です。


クリーンブースを含め特注対応いたします。まずはご相談ください。