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スクリューコンプレッサの容量制御方式

スクリューコンプレッサの吐出空気量を制御する方法として一般的なものをご紹介します。

1.吸込み絞り弁方式
吐出空気量を調整するために吸込み絞り弁という機構を用いて負荷に応じて吸気量を調整する制御方式で圧力変動は少ないので常に一定圧力が必要な工場に向いています。

2.吸込み絞り弁+パージ制御機構
吐出空気量を調整する方法は吸込み絞り弁方式と同一ですが、吐出空気に余裕がある場合オイルタンク内の圧力を放気(パージ)しモーターの負荷を低減する制御で吸込み絞り弁方式に比べ圧力変動が大きくなる反面、省エネ効果の点で優れています。

3.インバーター制御方式
設定圧力を読み込みモーター回転数を可変して吐出空気量を調整しています。必要空気量分の動力しかかからず、圧力変動が極めて少ない制御方式になっています。

代表的な制御方式は上記3種類となりますが、コンプレッサーメーカー各社で工夫をこらした制御方式があります。

負荷特性

コンプレッサー制御方式毎の負荷特性をグラフにまとめました。中間負荷での使用が多い環境であればインバーター制御機を導入することにより大幅な省エネを見込むことができます。

上記負荷特性だけを見ればインバーター制御機が万能のように思えますが、イニシャルコストが高く設置環境においても求められる条件が通常のコンプレッサーよりシビアになります。
お客様毎に最適な機種を選定いたしますので、まずはお問い合わせください。