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騒音値について
騒音のレベルを音圧(音の強さ)で表した値です。音の大きさを表すphon(ホン)は音圧レベルを聴感特性に応じて周波数による重みづけを行い産出した値です。身近な音の目安
鉄道のガード下 | 100dB |
地下鉄の車内 | 90dB |
繁華街の街頭 | 80dB |
人の話し声 | 60dB |
昼間の普通の住宅地 | 40dB |
夜の静かな住宅地 | 20dB |
騒音値の換算について
1.同じ音が加わったときの増加
機械台数 | 1 | 2 | 3 | 4 |
増加する騒音dB(A) | 3 | 5 | 6 | 7 |
(計算式)
合計の騒音値 = 10 log(10^(L1/10) + 10^(L2/10) + ・・・10^(Ln/10))
(それぞれの騒音値をL1、L2、L3、・・・・Ln[n台使用時])
(例)
40[dB]、50[dB]、55[dB]の3種類のコンプレッサを使用する場合
合計の騒音値 = 10 log(10^(40/10) + 10^(50/10) + 10^(55/10))
= 56.3[dB]
2.異なる二つの音が加わったときの増加
2つの騒音の差dB(A) | 0〜1 | 2〜4 | 5〜9 | 10以上 |
増加する騒音dB(A) | 3 | 2 | 1 | 0 |
3.距離による減衰(1m位置における騒音値を基準とする)
圧縮機からの距離m | 5 | 10 | 20 | 30 | 50 | 70 |
減衰量dB(A) | 8〜10 | 11〜13 | 15〜17 | 17〜20 | 20〜23 | 24〜27 |
4.聴感上での音の大きさ
音圧だけ見た場合では、3dB増加する毎に2倍のエネルギーが増えていますが、人間の耳では10dB毎に約2倍の音量と感じ取れるようです。
音圧比 | 聴感上での音量比 |
10dB | 2倍 |
20dB | 4倍 |
30dB | 8倍 |
40dB | 16倍 |
50dB | 32倍 |
60dB | 64倍 |
この関係を式にあらわすと
dB=10×(log(x倍)/log(2))となります。
上記の式から1dB増加時の聴感上での音の大きさは
x倍=10^((1dB/10)×log(2))
=1.07177346253629となり
1dB毎に1.07177346253629倍増加します。